キッチン合わせで製作する扉の素材について

一番ご要望の多いオーダーメイドですが既存のキッチン扉に合わせた食器棚の場合
一般的な素材は大きく括って5種類です。
食器棚では少ないですが一番安価にできる素材、ポリエステル合板です。
主に洋室の吊り戸棚や洗濯機上吊り戸棚に多く使われます。
また書棚などで安価に抑える為にも使われる素材です。
メラミン樹脂と比べると耐衝撃性には劣りますが中々丈夫な素材です。

次はメラミン樹脂です。
前項のポリ合板と比べ、かなり丈夫な素材であり鏡面加工されているものもあります。
中には上下・左右にR加工(ポストフォーム)されているものもあり美しい仕上りです。
主なメーカーは「アイカ工業」「イビデン建装」「住友ベークライト」などが有名です。

最近多く採用されているのが「オレフィンシート」と呼ばれる化粧シートです。
主に木目柄が多く表面にはエンボス加工が施されており見た目も天然木のような仕上りです。
こちらも上下・左右のR加工に対応しており特徴はポリ合板やメラミンと比べ
シート状の為、小口(突付け部分)の処理が綺麗です。
デメリットはシート自体の厚みが非常に薄く衝撃に弱い点です。

高級マンションに良く採用されるUV塗装や天然木の突板を用いたウレタン塗装です。
UV塗装の場合はお客様にサンプルを頂き近い色を再現し鏡面加工も製作できます。
天然木(突板)は100%合わせる事はできませんがサンプルを頂く事で
なるべく近い木目で色も合わせて製作する事ができます。

各素材による仕上りの違いを見てみましょう

下記の実例写真は上記の素材を用いて製作した食器棚です。
各写真の扉をご覧下さい。